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(解答内容追記完)統計検定準一級の激ムズ回で撃沈した~俺の受験料8000円~

こんにちは。

 

統計検定の準一級という試験を、最後のペーパーテスト方式で受けてきました。

 

 

結論、激ムズなレベルな問題になってまして、

合格の希望はほぼないでしょう。

(相当に合格点が引き下げられない限り・・)

 

もやもやした気持ちを少しでも晴らすため、

かつ、未来にまた受ける自分や同士へ何か一つでも

参考になるかもと、今の記憶で試験の感想を記そうと思います。

 

(スマートな解答、解説は一切ありません・・試験中にどんな苦しみ方をしていたのかの雑文のみです。すみません。)

 

 

※後日談

なんとですね、結果合格しておりました。

勉強方法や参考書籍についてもまとめましたので、

ぜひご覧ください。

 

 

 

 

まず、試験に向けての勉強内容

過去問題集は2冊(2019/2018と2017/2016)を買い、約2周実施。

統計学実践ワークブック」ももちろん使用。

例題なら6~7割は解けるレベルにはなっていた・・はず。

 

試験主催者側の思惑を考えると、受験は見送るべきだった

結果論ですが。

今回最後のペーパーテスト方式だったわけです。

主催者を性悪説で考えるなら、

受験生をごっそり落として、もうすぐ始まるCBT方式で、

また数回落としちゃったりしてあげれば、試験料はチャリンチャリンです。

 

CBTが始まって、どんな難易度だったかちらほら情報が出てきてから、

受けに行くというのが無難な戦略だったなと。

 

ああ、今日試験受ける前までは、このように思っていました。

「記念すべきラストの準一級ペーパーテスト方式。

主催者も、セレモニー的に、コロナでがんばってきた受験生をねぎらうため、

ワークブックに準拠した内容にしよう」

 

準一級の公式対策本として、ワークブックが出てから(2020年)、

はじめての試験だし。

 

世の中は思っていたより、綺麗な世界ではありません。

(協会の人がどう考えていたか、実際のところは知る由もありません・・)

 

試験中の苦しみ雑記

前置き長くなりましたが、試験中の思考に今の感想を少し加えてみました。

 

問1

ベン図関連。序の口。高校数学レベルで懐かしい。

0.4

0.85 になった。 

 

問2

分散はよく使う期待値の式に変換してからの、

これは部分積分つかうパターン。

(1)は解けるも、(2)、(3)でフリーズ

(1)2λ (2),(3)未解答 

 

問3 3変量の正規分布・・

2変量なら過去問であったし、条件付き分布の公式も覚えている。

しかし3変量か・・・。

 

分散行列であることと、共分散を使った分散の計算で、

(1)はまあ解けた。

しかし(2)はフリーズ。覚えた公式を3変量向けにアレンジするん

だろうけど、自信なし。とばす。

(1) ⑤ (2)考えてない

 

問4

問題設定がいまいち分からなかった。

3,4 考えてない

 

5 ② 存在しないと強く言い切っているBは×かな、程度の根拠

6  考えてない

 

問5

重回帰、主に残差や決定係数に絡んだ問題。

「一般化最小二乗法」という聞きなれない言葉に戸惑う。

変数のスケールを標準化してから回帰分析するやつか?と決めつける。

(後から少しググってみても、よく意味が分からない・・)

8以外は、ほぼ勘。

 

7 ④

8 ②

9 ⑤

 

問6

フィッシャーの線形判別。

一度飛ばして、試験の残り10分で、勘で埋めるしかなかった。

10 ②

11 考えてない

 

問7

オーソドックスな線形回帰のモデル選択問題か??と思う。

しかし、12の設問の意味が今でも分からない・・。

線形回帰モデルに対する確率密度関数とは・・?

12 ④(考えてない)

AICは単純に、最も小さい値を選ぶ

13 ④

クロスバリデーションは、単純に誤差が一番小さいモデルを選ぶ

14 ②

BICを良く知らなかった。

計算時間が多いのは、クロスバリデーションだろう。

手法A,Bを比べると、Aはサンプルサイズが少ないほど悪く、

多いほど良くなるという性質があるようだ。

こんな性質は、AICでは述べられていなかったよな・・?と考える

15 ③

 

問8

あー、割とオーソドックスな正規分布の検定かなと思い、

解こうと頑張って時間を吸われた。

後で、ワークブックの該当箇所を探すと、

「統計検定量自体の分散」を考えて解かないといけないような設問。

この発想を知っていれば全部解けていたかもしれないが、

発想をインプットしていなかった・・

16 ④

17 ③ (後で考えると、おそらく④)

18 考えていない

 

問9

因子分析の問題。

これまたオーソドックスではなく、かなりひねりが入って

理解に苦しんだ。アンケートの因子分析。

 

A群は適当にアンケートに同じような番号で答えるグループ。

B群はきちんと答えるグループ。

 

さらに、アンケートの前半、後半で異なる因子がある。

さらに、アンケート項目には逆転項目がある。

 

うう、お腹一杯だ・・。

しかし他と比べ、直観的な根拠を元に選べたかな。

19 ④

20 ③

21 ⑤

 

問10

スペクトル密度関数がなんなのか、押さえていなかったため撃沈。

22 ① 勘

23 ④ 勘

24 考えていない

25 考えていない

 

問11

主成分分析、自己符号化器と、機械学習寄りな内容。

ニューラルネットワークという言葉も出てくるし。

G検定、E検定向けの勉強が役立った。

ちなみに、私はこれから8月末のE検定に向け、気持ちを切り替えて

いきます。

 

26 ③

27 ①

28 ① (勘。何を問われているのかが今一つ分からず・・)

 

 

問12 2変量正規分布の、相関係数の検定。

これはいけるかも、と思う。

しかし、検定統計量を、なぜかカイ二乗統計量だったと記憶違いして

解答してします・・

(後で調べると、相関係数に対する検定は、t検定)

記述6,7で、値の関係がおかしくなるが、そのまま解答

 

記述6 14.07(明らかに×)

記述7 2.47

 

難関すぎた論述問題

結果選んだのは問3。

どれも過去問解いていた人が脊髄反射で解ける、というレベルでない。

問題を選ぶのにも、時間を消費してしまった。

 

問1

マルコフ性マルチンゲールについて問う。

このあたり、勉強でカバーできておらず、半ばあきらめる。

ブラウン運動ランダムウォークあたりだったら、

アイシアさんの動画で、理解が深まっていたのにな。

 

ランダムウォークとブラウン運動【確率微分方程式の基礎】

 

問2

ベイズだ!これなら、またまたアイシアさんの動画で

ベイズは理解したし、いけるかも!と思う

条件付き確率と Bayes の定理【時間の流れを意識せよ!】

 

しっかしベータ分布の式を手を動かして計算する経験が

皆無だったため、ぱっと見の難解さに思考停止してしまう・・。

[1-2]の時点で答えられん、と判断する。

 

問3

欠損データのある回帰分析について。

 

ワークブックの問29.1がやや設定は近い。

しかし、ワークブックは定性的な理解のみのところ、

がっつり、証明せよ系の問題である。

 

残された道は、問3でできる限り途中点を狙うしかなかった。

[1] 高血圧群ならは、H=1は自明では?ということを述べる。

(定性的な証明になっていて、全然数学的ではない。)

部分でもつけてくれたら良いけど。

 

[2]数学的にスマートな証明は無理と判断。

サンプルの一部を取り出した線形回帰を実施しており、

不偏推定量といえる、みたいに強引に言葉を連ねる。

 

[3]1,2に比べると、シグマの式を使って、数学的に示そうと試みる。

しかし、時間も迫ってきており、結果的には

直感的な理解を元に説明を書き連ねる。

 

[4]未解答

 

 

さいごに

かーなり合格は厳しいと自覚しています。

資格試験は趣味と言えるのですが、

ここまで屈辱的な撃沈はそうそうありません。

ややショックです。

 

 

しかしまあ、8000円の自己投資と試験日が来るという締め切り効果で、

統計の理解が深まったことは確か。

まずは、8月のE検定に向けて頭を切り替えていきます。

そのあと、CBTで再挑戦かな。

 

また、日ごろのデータ分析業務でも、統計の知見もバンバン使っていこう。

見て下さった準一級取得の同志の方々、お気軽に今後とも絡んでください。

 

後日追記

回答速報が公式から出ていました!

まぐれ当たりもあり、予想よりは良いかも・・だけど

 

選択式問題で簡単に答えられない時、以下の順で考えました。

 

まずは消去法で何らかの根拠を持って絞れないか。

正誤問題の場合は、「全て」「ない」のように断定しているものは、×の可能性高し

全く歯が立たない場合は、真ん中の値、つまり③

 

センター試験の時の感覚と、似たものがありますね。

後は結果を待つのみです。

 

勉強にはなったのだから、落ちても良いのだ、

と一度は開き直ったものの、やはり希望を持ってしまいますね。

資格ハンターのプライドがあるので、まあこの気持ちは

良しとします。

 

 

 

これをこなせば受かるというものではない。

しかし、受験生のベースラインとなる一冊。

ぜひこれからの受験にはご購入を。

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※後日談(再登場)

なんとですね、結果合格しておりました。

勉強方法や参考書籍についてもまとめましたので、

ぜひご覧ください。

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