Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

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Amazonにこれ以上覇権を握らせるな

こんにちは。

 

今日の結論としては、

Amazonが製造業現場のDXでも覇権をとろうとしている。

日本のソフトウェアベンダーが対抗するには、

人材育成、AIのコア部分を開発できるノウハウを持つことだ、

ということです。

 

gendai.ismedia.jp

アマゾンが製造業DXに進出している

アマゾン・モニトロンなるサービスで、

製造業現場のDXに進出しているとのこと。

機械にセンサーを取り付け、AWSと連携し、

異常な状態を判定して予知保全を促すような

仕組みですね。

 

これが、700ドルほどの初期コストから販売しているとのこと。

もちろん、サブスクリプションで課金されていくサービスには

なりますけどね。

 

記事を見た限りでは、現状は単なる機械の異常状態の検知

のようです。

 

基準の精度になるように機械の加工精度をAIで高めたりとか、

高等なことを行うには、現状はまだデータサイエンティストが、

現場の前提条件踏まえ、データの収集、分析から実施していく

必要があるでしょう。

 

いますぐ、製造業のDX部門が「アマゾンモニトロン導入だ~」

とはならないようです。

怖いのは、プラットフォームの覇権を取られること

しかし、日本のベンダーに勤める自分にとって、

これは恐ろしい黒船だなと感じました。

なぜなら、製造業現場のAIといえば、アマゾンだよね、

という業界のスタンダードを取られる可能性が

往々にあるから。

 

Googleは教育関連のソフトウェアとChromeBook

セットで導入したりして、日本の教育機関でもシェアを広げているよう。

また、顧客管理のSaaSではセールスフォースが強く、もはや

スタンダードという域を超えているのではないでしょうか。

 

ソフトウェアではないですが、製造業現場で、

というと日本のキーエンスも精密機械では確固たる地位が

あります。

 

そんな風に、製造業の会社の人がDX化を図るにあたり、

まずアマゾンという流れができないとも限らない。

 

そうなると、ベンダーの役割は、アマゾンのプラットフォームを

納入、保守する担ぎ役にとどまってしまう。

システムの核となるAIについても、AWS上のAPIを使用する形に

なると思います。

そうなると、AIの深い部分は、ベンダー側で知ることができない、

ブラックボックスになります。

アマゾンの担ぎ役という位置から、ビジネスをスケールさせるのも

困難になっていってしまうかもしれません。

 

日本のベンダーが対抗するには

人材育成、AIのコア部分の知見、ノウハウは高め続けることに

尽きると思います。

 

例え、インフラとしてはAWSが標準になったとしても、

ソフトウェア部分は、開発・エンハンスできる知見は

蓄えておく。

まだまだ、データサイエンティストが泥臭く

解いていかなければならない課題は、たくさんあります。

人材という意味でも、パッケージでできない課題を

切り開いていく力が、ベンダー側で必要でしょう。

 

GAFAMと賢く共存していくために、

たくさん考えていかなければならないことが

日本のベンダーにはありそうです。

 

 

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