テーマ投資がおすすめできない理由3選
こんにちは。
今日は投資ネタで、書いてみようと思います。
特定のテーマでまとまった株式がセットに
なった、「テーマ投資」という商品があります。
結論、３つの理由から、おすすめはできないし、
私自身も、もう手を出すことはないな、という考えです。
１．同業の企業のセットだと、リスク分散になっていない
２．バズワードで煽って売られるので、売っているときは割り高
３．含み損が拡大するときのストレス、時間の浪費は耐え難い
※３．はテーマ投資だけに限らずですね。
私の気持ちになっています・・。
テーマ投資に手を出した経緯
私が投資を始めた2019年、
LINEスマート投資（中身はFOLIO）で、
「AI最前線」という、日本のAI企業3社がセットになった
テーマ投資がありました。
初心者の思考で、「AIというとこれから
伸びる一方に違いない・・！」と
購入しました。
現在の損益はというと・・
含み損-60%也。
数回に分けて購入しているのですが、初回購入時の分でいうと、
-70%程度の含み損。
グラフで見ると、落下傾向が明らかですね。
コロナショックが左よりの谷ですが、
その後じわじわと持ち直していくと思いきや、失速中。
同業の企業のセットだと、リスク分散になっていない
ここからが、テーマ投資をおすすめしない理由です。
まず一つは、同業種の会社を寄せ集めているので、
リスク分散という意味では、弱いんですね。
通常の投資信託ならば、業界だけに限らず、国という単位でも
十分バリエーションをつけて、商品の中でリスク分散しています。
「AI最前線」の場合、どれもAIベンチャー企業であり、
かつ日本の企業。
受ける外的要因には共通したものが多いので、
株価の上下も、似た推移にはなってくるわけですね。
バズワードで煽って売られるので、売っているときは割り高
「AI」という当時のバズワードに、やれれたという感覚ですね。
当時は、猫も杓子もこれからはAIだ、と湧いていた気がします。
今でいうDXですね。
AI自体はもちろん、今後発展することには違いない技術要素ですし、
DXの中にAIが内包されたように思います。流行り言葉としては。
何が問題なのかというと、バズワードの銘柄に対しては、
中身をよく理解しない投資家たちも過剰に投資している状況ですから、
企業の実態以上に、株価が上がっているタイミングになります。
テーマ投資として売られているまさにその時が、株価の頂上で
ある可能性が高いわけですね。
バズワードで持ち上げられた銘柄は、ブームが過ぎると、
本来の企業価値相応の状態に戻っていきます。
決して、AI最前線に入っている3社が優れていないと言いたいわけでは
ありません。
ただ、証券会社が積極的に売ろうとしているその時は、
一時だけの投資家からの需要が高く、過剰に会社に期待がかけられているだけかも、
と疑ってみるべきですね。
含み損が拡大するときのストレス、時間の浪費は耐え難い
今となっては、つみたてNISAや他個別株式の含み益も
ありますので、約18万円の含み損は、気にしなければ
良いだけです。
しかし、心のどこかで、小さなストレスとして
張り付いている感覚があります。
損切りしてしまえばよいんですけどね。
どうも、振り切れないところが自分の弱いところです。
また、３社の良い点として、持っているAIの技術のすばらしさを
自分なりに理解しているからこそ、大きく突き抜けるタイミング
が来るだろうと、期待してしまう面もあります。
さいごに
今後はトレンディーなテーマ投資には、手を出すことはないでしょう。
newspicksの投資系番組でも登場されている奥野さんの書籍でも、
テーマ投資のリスクについて書かれていました。
投資初心者の時は、堅実な投資の思考を学ぶための
道しるべになった一冊です。
堅実な資産形成を目指す人には、必携の書ですね。
おすすめです。
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