Web3徒然ブログ

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ガバメントクラウドが外国企業を採用。日本のIT技術は衰退確定なのか??

こんにちは。ヤスヤスオンファイヤーです。

 

今日は衆議院選挙でしたね。

 

AbemaTVの選挙特番にひろゆきが出ていたので、見ていました。

 

デジタル大臣の牧島さんとひろゆきトークにて、

ひろゆきの主張に違和感を感じたので、備忘録を。

 

結論、政府が外国企業のシステムを採用したからといって、

イコール日本のIT企業の衰退ではないだろう、ということです。

 

ひろゆきの論調

政府のシステムの基盤インフラとなる「ガバメントクラウド」に、

Amazon,Googleクラウドが採用されました。

 

政府からの発注、すなわち税金が外国企業に流れることになる。

技術投資として日本企業に回るべきだったお金が、外国企業に流れる。

 

日本企業の技術投資が減り、衰退の一途を辿るだろう、という論調でした。

 

牧島さんも、あまり不本意な発言もできない状況でしょうから、

あまり回答らしい回答はありませんでしたね。

 

政府からの発注は、必ずしも健全な技術投資になるわけではない

ここからは私の意見です。

 

仮に日本企業にガバメントクラウドを発注した場合。

結局、従来のように一部の大手ベンダーの寡占となり、

既得権益となって費用の多くは、受注した企業の単なる利得と化して終わるような

ことにはならないでしょうか。

 

ひろゆきの論調ですと、発注イコール 発注先企業への技術投資、という前提を

置いていますが、必ずそうなる保証はありません。

 

また、ベンダー間の競争を促すよう、定期的に発注でコンペを行うにしても、

そこには競争相手として外国企業も入ってくるのが、競争としては健全です。

日本のガラパゴスの中での競争としてしまったら、また気づいたら日本だけ

後れをとることになってしまいます。

 

 

 

ソフトウェアのレイヤーで国内の競争を加速させる狙いもある

Amazon ,Googleが担うのはあくまでクラウドというインフラ部。

SaaSの部分は、スタートアップも含め、国内の企業で優れた会社を

積極的に採用していく旨のことは、以前から平井大臣も表明していました。

 

完全に国内IT企業に見切りをつけたわけもなく、ソフトウェアの部分では、

大いに期待をしているということですし、実際公共系のSaaSはスタートアップも

多く参入して盛り上がっている感触があります。

 

 

 

その時代で、最適なプロダクトを選ぶという英断ではないか

デジタル庁の担う役割としては、これまでの保守的な官僚文化、

既得権益の破壊にあると信じています。

今回の外国企業採用も、長い目で見れば日本企業に焦りを感じさせ、

競争を促す一端となるのではないでしょうか。

 

政府からの発注というのは、確かに利益も大きいのでしょうが、

研究開発は必ずしも政府からの発注を原資とする必要はありません。

 

素晴らしいプロダクトを発想できれば、投資家もついてくると思いますし、

研究費の工面も企業にとって様々なアプローチがある。

 

政府からの安定した発注の一部を失ってからが、

本当に価値の出せる日本のIT企業が見いだされるタイミングではないでしょうか。

 

 

ウイークリー落合に平井大臣が出た時の所感です。

eternalbluebullet.hatenablog.com