Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

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デジタル庁の真の役割は、お役人文化の破壊

こんにちは。ヤスヤスオンファイヤーです。

 

今日は、ウイークリー落合のデジタル庁特集を見まして、

所感を備忘録しておきます。

 

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デジタル庁の動向は、法案が通ったり、

ITゼネコンを締め出すというスキャンダル発言あたりから、

あまり積極的に追わなくなっていました。

 

このタイミングで、改めて平井大臣の考えを聞けたことで、

この組織が目指すところが、ややクリアに見えてきましたね。

 

お役人文化を変えることが、一番重要な役割だ

もっとも平井大臣、石倉さんともに強調されていたポイントなのかな、

と思います。

これまでの役人文化。すなわち、

変化を求めない、保身、ピラミッド型組織、ところてん方式での出世、

既得権益・・・こういったワードで表される文化を、変えることが、

この組織のミッションなのだと、理解しました。

 

デジタル庁という名前で、つい手段であるデジタルにばかり

興味が行ってしまいますけどね。

 

どんな文化を目指すかというところでのキーワードは、

ダイバーシティ、賢く早く失敗する、

クイックアンドダーティ、フラットな組織・・。

 

役人文化が故に、日本は物質的に豊かであったところから、

デジタルへの変化ができなかった。

文化の変化により、デジタル敗戦からの復興を目指す、というところですね。

 

具体的なデジタル化の話にフォーカスせずに、政府の、国の文化風土を

よく変えていこうという気概を感じ、納得ができましたね。

 

ダイバーシティのある組織の方が、質の高いコンセンサスを得られやすい、

ということも、なるほどなという視点でした。これは落合さんかな。

 

組織の流動性を確保して、役人文化に揺り戻されてしまうことを

いかに防ぐか、大きな課題と思います。

 

トップの石倉さんは組織文化を導く役割なのだろう

デジタルにはあまり詳しく無いのではないか、など

言われてはおりましたが・・。

前述の、デジタル庁の目指す組織文化を考えると、

石倉さんは、組織文化に、グローバルな知見、経験を吹き込む役割としての

抜擢なのだな、と理解しました。

 

デジタル化という手段の面では、有識者に頼りつつ、

役人文化からの脱却というところでの推進力に期待しています。

 

故に、デジタル化という手段を全てデジタル庁に投げて良い、という組織ではない

マイナンバーだったり、ガバメントクラウドだったり、

官公庁、自治体のデジタル化は直接率いていくことは間違いないでしょう。

しかし、何でもかんでも公共のデジタル化はデジタル庁、という

位置付けの組織ではないことは、理解しました。

 

スタートアップのようなスピード感だったり、失敗を許容する文化、

それを政府官公庁周辺のベンダー含め、広げること。

調達周りでも、不毛な中抜き構造を無くすこと。

 

この国のIT周りの作り方を、率先して変えていき、

日本の企業が自律的にDXしていけるようになることが、

大事と思います。

そもそも600人そこそこの組織ですからね、全ての

政府案件を見る訳にもいかないでしょうし。

 

まず、ITベンダーにいる身としては、

デジタル庁が目指す文化風土みたいなものを理解し、

自分の今いるフィールドで実践していくことからかな、

と思いますね。

一人一人が、日本のDX化においては、立派な構成員なのだと

思えるか、ここが肝心と思います。

 

以前デジタル庁に言及した記事です。

 

eternalbluebullet.hatenablog.com

 

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