【2021 #2】E資格受験体験記~受験の心構え、役立った勉強方法、参考書~
最終更新:2022/04/08
はじめに
E資格を受験してきました!
実際に受験してみての所感、
今後受けられる方のため、役に立った勉強法、
参考書などコンテンツを情報共有したいと思います。
2021/09/17 合格発表後追記
無事に受かっていました!
試験から約3週間後、金曜の午前中に唐突に届いたメール。
合格率は高いだけに、順当に試験対策をすれば、
十分合格可能ではないでしょうか。
得点率は可もなく不可もなく・・応用数学が若干低いのが気になります。
以下は、試験日当日に書き留めた、試験対策と当日の様子です。
これから受験の方、ぜひお役立てていただければ幸いです。
~試験の守秘義務は遵守します~
なお、E資格は過去問題の公開はなく、具体的な
設問の内容は他言禁止です。
ですので、設問自体への具体的言及は避けた
記事となることを、ご了承ください。
最善の勉強方法の結論
はい、これから受ける人に伝えたいことの結論です。
もう先人たちが語り尽くしている感もありますが、
黒本+ゼロつく1,2はマストでした。
徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版 徹底攻略シリーズ
ゼロから作るDeep Learning 1Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
そして、Youtubeから、アイシアさんのDeepLearningシリーズ。
あえて、認定講座がどうだったかは深く語りません・・
人によって受ける講座は変わりますしね。
私の場合、講座だけだとポカーンと分からないままでした。
なんとか期限までに課題は終えなければ、
と理解不足のまま課題をこなし、修了。
講座を修了してから受験までの1か月、
黒本で問われるレベルを確認しつつ、
ゼロつく+アイシアさん動画で、深い本質的な理解を得る、という進め方をしました。
(後から認定講座のコンテンツを見返すと、8割くらいはわかるようになっていた。)
その他、SIGNATEには課金しているので、
強化学習のコンテンツは実装含めた理解に役立ちました。
何はともあれ、
黒本+ゼロつく+アイシアさん動画 をベースに、
transfomerやGANみたいに理解が難しいものは、
WEBで解説を漁ったり、深堀って補うやり方をしました。
会場の様子~試験前の手続き
はい、ここからは会場に行ってみて、感じた点を備忘録です。
・係員によるカンペのチェックは、マスクの裏まで・・。入念です。
・申込時のピアソンVUEのID,パスワードは、一切覚えてなくてOKでした。
MOS試験みたく、入力を求められると思い込んでいた。
・服装は寒暖調整できるものがGOODですね。冷房がきいていました。
・・・まあ、手続きについては特殊なことはありませんので、
受験にあたっての注意をよく読んでおけば、問題ないです。
私の場合、係員の方がやや無愛想に感じ、感情的にやや乱される場面も。
ですが、心を無にして試験に集中しましょう。
テストセンターの係員に、丁寧な接客を求める方が間違いですからね・・。
試験開始~身の回りで注意すべきこと
・2クリックくらいで、試験がはじまってしまいました!
・画面上で、電卓を出せる仕様になっていたようだが、
私は存在を忘れ&当日気づかず。
特に電卓があるよ~の説明がなかったように思います。
手計算した時間がもったいなかった。
・手汗が出る人は、ノートにかぶらないよう注意。
書き込むようのノート(ボード?)を渡されますが、
手汗の出る人は使用時以外、手に触れないよう、お気を付けください。
私は、水性ペンが負けてしまうほどの手汗で書けない状況がたまにあり、
焦りました。
・周囲の雑音が気になる人のためか、ヘッドホンタイプのマフがありました。
私は、衛生面をやや気にして、使わず。
焦らないための考え方
コード穴埋めって、最初の1個でつまずくと、
後も全部失点するのでは、と恐怖ですよね。
ですので、コード穴埋めでもし煮詰まったら、後回しにして
精神を整えてから、戻るのが良いと思います。
ちょっぴりでも見たことない雰囲気がコードにあると、
焦りますからね。
また、数式における記号も、教科書の記号と違うだけで、
ちょっと焦りますよね。
そんな時でも、じっくり問題文を読み解くことで、
頭の中にある数式との対応が、見えてくるはずです。
暗記で突破できない問題は、「理解」が必要
丸暗記でなんとかなるサービス問題は、
どの試験でも往々にあると思います。
それは良しとして、、
「理解」していることを試す問題が、
多くを占めていた印象ですね。
何かの手法ひとつとっても、
手法の登場前は、どんな問題があって、
どういう考え方のもと、
どのように解決した手法なのか。
こんな感じでストーリーとして理解することが
必要と感じました。
このあたりは、アイシアさんの動画シリーズが大変有益でしたね~
あと、「統計」の理解が役立ったなという印象もありました。
統計検定で、確率分布やら、尤度やら、ベイズやらと、
機械学習とも密接な分野を学んでいたことは、
大きなアドバンテージでしたね。
私は、2019年に統計検定2級、
2021年に準1級に合格しました。
準1級の攻略法は以下記事にまとめています。
挑戦される方はぜひ参考にしてください。
eternalbluebullet.hatenablog.com
(2021/11/28追記)協会サイトのシラバスは要チェック
後から思い出したので追記します。
協会のサイトで公開されているシラバスは、要チェックです。
特に、前回試験と比べ、シラバスに新規追加された項目は、試験に出やすいです。
実際、2021 #2もそうでした。自分より過去に受けた方と話す機会があったのですが、
やはり傾向は同じでしたね。
シラバスにわざわざ新規追加する位ですから、受験者に学習を要求し、
かつ試験でも試す分野になるのでしょう。
認定講座の教材や黒本で一杯一杯になってきますが、
一通り勉強した後、シラバスを上から順に丁寧に眺めて、
即時頭に浮かばない項目があったら、潰しておいた方が良いですね。
役立った書籍の紹介
再掲となりますが、E資格突破にマストな3冊を
あらためてご紹介。
お役立てていただければと。
2周目でまだ理解不足だった箇所は徹底的に掘るべし
逆伝搬の本質的理解が得られる一冊
Attentionの概念を理解することで、BERTなど最新手法の理解も進む
さいごに
ざっと受験直後、記憶の新しいうちに書いてみました。
大きな粒度の感想としては、
E資格は取ってからが大事だろうな、ということです。
今のところ、E資格よりレベルの高いAI資格はないと思います。
それだけに、E資格までで満足して学習を止めてしまうという人も
いるかもしれません。
しかし、E資格の勉強を通して感じた点。
ここ数年で見ても、めざましく最新手法はアップデートされ続けている
ということです。
ひとたび勉強、情報収集を止めると、あっというまに時代が
先にいってしまう、という分野でしょう。
試験勉強で得た知識は、あくまで、
これからの勉強の土台となるものに過ぎない。
謙虚な気持ちで、永遠の「駆け出し」と思って、
今後もアンテナ高く、データサイエンスに向き合いたいですね。
発掘:勉強が捗らず鬱屈していた時の記事。
eternalbluebullet.hatenablog.com
2022/04/08 追記
ゼロつくの強化学習編が出ました!
下の記事でレビューしました。