以下のニュースが目に留まりました。
「Privy を使用すると、フロントエンドから直接ユーザデータを取り込み、それをユーザのオンチェーンアドレスに関連付けることができる。」
— ヤスヤスオンファイヤー(Web3×会社員エンジニア) (@YasuYasu_onFire) 2022年4月22日
Web2.5的なのかな。
プライバシーの提供度合いをユーザが選べるならナイス。 https://t.co/RXH4FFdTbD
ふむふむ、
ユーザのウォレットアドレス以外の個人情報
(メールアドレスやら、おそらくCookieの閲覧情報(?))
を、ウォレットアドレスと紐づけて、
ユーザ体験を向上させるAPIの提供。
紐づけは、暗号化され、
ブロックチェーンでパブリックにさらされるわけではない模様。
ユーザ体験の向上とは、
Webページの表示をユーザにパーソナライズして変えたり、
ウォレットの接続もCookieをみて最小限になるとか、なのだろうか。
便利さと、中央集権とのトレードオフ
たしかにいちユーザーとしては
便利にDappsを使えるようになりそうではある。
しかし、アドレス以外の情報を明かさなくてもサービスが使える、
というWeb3のメリットが薄まり、
メールアドレスはじめ個人情報とウォレットが紐づき、
何らかの形でハックされてされされるリスクも増加するんでしょうね。
このAPIがどれほど透明性をもったサービスになるかは
分からないけど、
管理方法が不透明だったら、ブラックボックスの中央集権、
単一障害点になりかねないなぁ、と思ったり。
私見としては、
「どれだけの個人情報を晒すのか」は、
ユーザが選べるようにするべき。
個人が自分の情報という価値を、「所有」
できるというのは、Web3の核だと思うからです。
大企業からすると、当然ながら
ユーザの情報がザクザク取れるに越したことはないので、
今後も同種のサービスは次々出てきそうですね。