株式投資の副次的リターンは、自分自身の「教養」である - Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

いつもお読みいただきありがとうございます。
ヤスヤスオンファイヤーです。

今日は、書籍「ビジネスエリートになるための教養としての投資」

を読んで再認識したことを。
本書を通読するのは2回目。
投資をこれからはじめる知り合いにお譲りしようとしているので、
最後の別れの前に通読を、という動機ですね。

単なる労働者ではなく、資本家にもなるべき

会社員の働き方は、時間を売るということ。
単価は上げていけるかもしれない。しかし、
会社勤めを止めれば、収入は途絶える。

一日の時間は24時間で、寝ずに働いても24時間が限界。

一方、「資本家」とは、自分の時間を投下せずとも、
収入を得る仕組みを作っている人のこと。

appleに株式投資するならば、appleの企業成長にお金を預け、
ティム・クックに働いてもらうことを意味します。
自分以外の、それも一流企業の社長を部下にできるのです。

なおかつ、投資は、自分の24時間から時間を捻出せずとも、
仕組み化すれば後は勝手に動いてくれる。

労働者としての労働は続けるにしても、
自分の時間とパラレルに、お金を増やしていくことができるわけですね。

著者の奥野さんは、時間を切り売りするにとどまらず、資本家としての
マインドセットを持った労働者を、「労働者2.0」と呼んでいます。

労働者かつ資本家たるマインドセット、持てておりますか？

株式投資に頭を使い続けることで得られるリターン

株式投資を行う目的は、金銭的なリターンであることは
疑う余地はありません。
当然、金融資産を増やすために自分のお金を預けているわけです。

しかし、銘柄選びのために企業調査を徹底的に行ったり、
日々の経済ニュースに目を光らせたり、
時代背景と、ビジネスの変容がリンクしてきたり、
仮説検証をする力が醸成されたり・・・など、
株式投資のため頭の中で汗をかく経験をすればするほど、
自分自身の総合的リテラシ、教養がどんどん向上していきます。

奥野さんの言葉で印象的なのは、
投資家は額に汗をかくわけではないが、
頭の中で汗をかいているのだ、ということですね。

副次的リターンとして、自分自身への自己投資にもなっている。
たしかに、自分の会社と全く関係のないビジネスモデルを知ったり、
日々の経済ニュースを自分事として見るようになったのは、
明らかに投資をしてからです。
それも、個別銘柄を持つようになってからは、より具体的に
世の中の出来事と、保有銘柄の変動をリンクさせ考えるようになりましたね。

短期売買による利益を求めるのではなく、
日々思考を巡らせることによって、単なる金銭的投資に加え、
自分自身への自己投資にしてしまう。

なんとも、ノーリスクで建設的なマインドセットではないでしょうか。

投資をするすべての人が、ベースに本書の考えを持つべきですね。

newspicksの投資講座でも、穏やかな人柄が印象的でした

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