Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

Web3という大きな波に会社員エンジニアはどう対峙すべきか。クリプト、NFT、DeFi、メタバース…多様な情報に触れ思考したことを発信します。どこにでもいる会社員だからこその、日々の気づき、ビジネスTipsも発信します。

ラップトークンは同名で誰でも作れてしまう~コントラクトアドレスは要チェック~

今日は、

AstridDAOというAstar上の新しいDAppsを触ってみていました。

担保となるASTRを預けて、BAIという
ドルに連動したステーブルコインが借りられます。

 

 

 

 

さて、得られた知見としては、
ラップトークン(W〇〇という名前が多い)は、
同名で誰でもトークンを作れてしまうということです。

 

  • ArthSwapで交換できるWASTR

https://blockscout.com/astar/address/0xAeaaf0e2c81Af264101B9129C00F4440cCF0F720/transactions

  • AstridDAOで交換できるWASTR

https://blockscout.com/astar/address/0x19574c3c8FaFc875051b665Ec131b7E60773d2C9/transactions

 

同じ名前ですけど、コントラクトアドレスが
異なります。

 

ラップトークンは半永久的に存在するとは限らない

つまりラップトークンは、DeFiのプロジェクトが、
そのDAppsで管理しやすいよう、発行するトークン。
ASTRの場合でいうと、ネイティブトークンであるASTRは
EVMで扱えるERC20形式ではない(はず)なので、
WASTRにラップしてから、ファーミングなりしてね、ということになっています。

 

もしも、ArthSwapが店じまいします~ということになったとして、
ArthSwapで交換したWASTRは、元のASTRに戻せなくなるリスクがあります。

 

AstridDAOも同様ですね。AStridDAOで交換したWASTRは、AstridDAOが
なくなったら、ASTRに戻せません。

 

※他のDEXで交換のための流動性プールが存在していれば、交換できる可能性
はあります。

 

ふむ、特定のDAppsの行く末にに資産の命運が握られてしまうのは、
若干のWeb2.0的な要素がありますね。
Web3とは非中央集権ではなく、「分権」なのだという理解があれば、
DEXが力をもつのには納得がいくというところです。

 

トークンは誰でもブロックチェーン上にデプロイできてしまい、
WASTRという名のトークンは誰でも作れます。
怪しいスパムやトークンが勝手にAirDropされている事象に
出くわしたら、コントラクトアドレスを必ずチェック
をお薦めします。

今日も、コントラクトアドレスの違いに気づかず混乱していましたからね・・。