a16zのメディアから感じる「AIは死んでいない」感
泣く子も黙るベンチャーキャピタル、
アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)。
米国でトップクラスのVCと呼ばれています。
Web3絡みのニュースでも、
a16zが出資したという記事は
死ぬほど見ますね。
VCは、相当な凄腕のリサーチャーが企業を調べ尽くし、
投資するわけです。
未来を見通す眼は確かだし、
圧倒的な投資額によって、
むしろa16z自らがイノベーションを
予測通りに起こしている、とも言えますね。
a16zのメディアは、ニュースレターに登録して、
たまに見ています。
Future - Understand the Future, How Tech Shapes It, and How We Build It
a16zはデータサイエンス系企業もいまだ推し
Web3関連が多い。
でも、見出しを拾っていくと、
データサイエンス、AI絡みの記事って多いんですよね。
例えば、目についたのはこちらの、
期待のデータ関連スタートアップ50社の紹介記事
今後10年間は、インフラストラクチャ、アプリケーション、およびその間のすべてを網羅するデータの10年になると確信しています。その結果、記録的な成長、資金調達、時価総額が引き続き見られ、このリストで毎年追跡されます。最初のData50クラスのすべての企業におめでとうございます!
a16zはクリプト一辺倒でなく、
データサイエンス系企業にも
依然としてリサーチ、投資を行っていることが伺えます。
日本のAI企業への投資は冷めたままな印象
一方、日本企業はというと、
2019年ごろまでのAIブームが落ち着いてしまっている感があります。
あくまで、投資の熱という意味での落ち着きであって、
テクノロジー自体が下火になっているわけでは決してないですけどね。
印象論に過ぎませんが、
日本の投資家は、AIが期待したほどの魔法のようなビジネスでない
ことが露わになってから、AI企業への投資が覚めてしまっている
気がします。
海外でも、過度な期待が冷めるフェーズはあったに
違いありませんが、a16zのような影響力のあるVCは
技術の可能性は見抜いていて、投資を続ける。
結果として、投資家もa16zに倣えと、資金を投じていく。
そうして、先ほどの記事のように、
スタートアップが育っていくのではないでしょうか。
日本にもa16zのようなVCを
日本はVCが弱いと言われています。
a16zのように、精度の高いリサーチにより
目利きができ、資金力もあるVCが日本国内にも
出てきてほしいですね。
日本から出てくるWeb3企業の未来は、
VCのパフォーマンスにもかかっています。