Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

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言論、表現の自由があるからと言って、我々は何もかもから自由というわけではない

こんにちは。ヤスヤスオンファイヤーです。

 

 

今日は、ちきりんさんの放送を聞いて思い出したこと。

 

結論、「表現の自由」「言論の自由」の意味を、

大半の人は勘違いして、「何者からも自由を奪われないはずだ!」

と思っているのではということです。

 

voicy.jp

 

放送の要点

Googleが、Youtube上の反ワクチンの動画を削除に踏み切った

・ちきりんがGoogleの意思決定者なら、同じ判断をしただろうということ

 

はい、私も考え方に賛成です。

医学という人命にかかわることで、

信憑性の低い情報が垂れ流されるのは良くないと考えます。

そして、Google社のプラットフォームであるからには、

削除して統制する権利があると考えます。

 

 

「言論、表現の自由」の意味をはき違えた反論

で、冒頭にちらっと紹介されたよくある反論。

「動画が勝手に削除されるなんて、言論、表現の自由の侵害だ!」

という声。

 

 

これって、「言論、表現の自由」の意味をはき違えています。

 

大学の時に読んだ、この本を思い出しました。

 
小室直樹先生の「日本人のための憲法言論」
 
本書での説明を思い出すとですね、
言論、表現の自由というのは、「国家」が、国民の権利を侵さないこと
を表しています。
つまり、国家はあなたの権利を侵害することはない。
しかし、Googleみたいな企業は、自社のプラットフォームで特定の思想は
排除したって良いのです。
 
 
 

憲法は「国家を縛る」取り決め

そもそもとして、憲法は「国家を縛る」取り決めなわけで、
私企業に対してのことは言っていません。
 
 
憲法というものが、国民の権利をつらつらと書かれているものという
思い込みがありますが、「国家」がこれらの権利を侵害しては
いけんよ~という内容になっているんですね。
 
 
というわけで、国から何か言論、表現の規制をされたのでない限りは、
表現の自由の侵害だ~」等と叫ぶのは、無知をさらしてしまう行為
だと思いますね。
 

私企業が権力を持つ時代

とはいえ、Googleのような私企業が、Youtubeというマスメディアを
通して、世論を揺さぶるような影響力を持ち始めている、というのも
また事実かもしれませんね。
国よりも、私企業の方がよっぽど情報統制の権力を持ってしまっているの
かもしれません。