Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

Web3という大きな波に会社員エンジニアはどう対峙すべきか。クリプト、NFT、DeFi、メタバース…多様な情報に触れ思考したことを発信します。どこにでもいる会社員だからこその、日々の気づき、ビジネスTipsも発信します。

あなたの個人情報は誰かのデバイス上を流れている

こんにちは。

 

ちょっと煽りタイトル風になってしまいましたが、

テック系の記事を読んで考えたことを書きます。

 

今日の結論としては、

近い将来、量子暗号化技術は必須になる。

日本が経済的な優位性を取り戻すためには、

最重要分野なのではないか、ということです。

 

AirTag, Amazon Sidewalkは個人デバイスを情報が流れていく

japan.cnet.com

 

Amazon関連の記事の中に「Amazon Sidewalk」なるネットワークの

ことを知りました。

概要としては、

・低帯域幅の長距離無線プロトコル

・隣人のデバイスを経由して通信距離を伸ばすという使用法

・家のWI-FIでは届かない監視カメラや、ペットの監視タグへの利用などが用途の例

 

AmazonのEchoデバイスが、メッシュネットワークを形成するイメージですね。

AppleのAirTagも、見知らぬ人のiPhoneを経由して位置情報を送信してくれる仕組みですから、「他人のデバイスを経由した通信」というのは共通しています。

 

ひと昔前の、P2P通信や、マスターのサーバがあるわけではない

ブロックチェーンの仕組みとも、共通性を感じます。

 

私が総じて感じたのは、自分の情報はもはや見知らぬ他人のデバイスを経由している

ものである、という感覚を持つべきなんじゃないか、ということです。

 

暗号化技術が破られないことが大前提

もちろん、通信は暗号化がされていることが前提になります。

暗号化された通信が解読されないことが前提なら、どこを

情報が経由しようと、安心でしょう。

 

しかし、まだ先の未来にはなりますが、量子コンピューターが実用化

されると、現在の公開鍵方式の暗号は、解読されてしまうといわれています。

一つのテクノロジーの進化が、既存のものを葬り去りかねないというのは、

面白いですね。

 

量子コンピュータが実用化される時代に必要な量子暗号化

ただ、量子コンピュータでも破ることのできない、「量子暗号」という

技術はすでに研究が進めれているそうです。

しかも、日本の研究チーム(東芝など)は、世界の中でも量子暗号の分野で

リードがあるそうです。

www.itmedia.co.jp

 

冒頭で述べたAmazon Sidewalk, AirTag, ブロックチェーンなどの普及に

伴って、暗号化の頑健さは必須条件です。

量子コンピュータの時代になったとき、量子暗号の技術は

あらゆる通信デバイスで、実装必須になっているのではないでしょうか。

 

先手を打って、研究開発に投じるべき分野の一つは、

この量子暗号なのではないでしょうか。

 

SDGs的な観点を入れると、電力消費を抑えた量子コンピュータも、

また覇権を取りにいくべき分野になるかもしれません。