いつもありがとうございます。
ヤスヤスオンファイヤーです。
本記事のレベル:
クリプト歴1~3か月の方向け
Twitterでシェアした暗号資産の詐欺について、
少し深堀してまとめておきたいと思います。
必読の詐欺事例ですね。
— ヤスヤスオンファイヤー(Web3.0時代の会社員ブロガー) (@YasuYasu_onFire) 2022年1月23日
仮想通貨では「ネットワーク」と「通貨」を組み合わせで捉えることが大事です。
ネットワークが異なれば、ETHという単位でも全く別物の通貨になる。
とりわけテストネットワーク上のETHは無価値なのです。 https://t.co/y9FuElMyvi
要約すると、
詐欺師:「Rinkeby Test NetworkのETHで代金を払いたいです。
普通のETHと同じように使えるものですよ」
という言葉を被害者が信じてしまい、詐欺師に
送ったNFTを持ち逃げされてしまった、という事件。
クリプトにおける「ネットワーク」とは
一つのブロックチェーンのネットワークに対し、
ネットワークと呼びます。
うーむ、分かりづらい。
「イーサリアム」には、「メインネット」と呼ばれる
ネットワークがあります。
他に、テスト用のネットワークがいくつも存在しています。
メタマスクを見ると、〇〇Test Networkが複数あることが
確認できます。
これら、イーサリアムの上に乗っている仮想通貨は、
「ETH」という名前は共通。
しかし、テストネットワーク上のETHは、
価値を持ちません。
テストネットワークは、プログラムの動作確認のために
使われるため、通貨に価値を持たせていないのです。
テストネットワーク以外に、種類の違うネットワークがある
BSC(バイナンススマートチェーン), Polygonなど、
イーサリアムとは種類の違うネットワークであり、
かつ、乗っている通貨はきちんと価値を持っているものも
あります。
BSCには、ビットコイン(正確には、BTCB)がありますし、
Polygonには、ETH(正確には、WETH)という仮想通貨があります。
「イーサリアムのメインネット」上の「ETH」
「Polygon」上の「ETH」
これらは、通貨の単位は同じだけど、別物ということに
注意です。
ネットワークと、通貨の組で、同じかどうかを判別します。
いずれかが異なっていれば、別物だという理解をしなければ
いけません。
よくある事例として、
「イーサリアムのメインネット」上の「ETH」を、
直接「Polygon」上の「ETH」に送ろうとすると、
資金がロストします・・。
違うネットワーク間で通貨をやり取りするには、
「スワップ」という操作を、
メタマスクのようなウォレットか、
またはDEXと呼ばれる取引所で行う必要がありますね。
BSC上のビットコインの不思議
バイナンススマートチェーンでは、ビットコインは
「BTCB」という名前になっています。
これは何者かというと、バイナンスに本物のBTCを
預ける代わりに、BSC上で保有できるBTCBという
トークンをバイナンス社から発行してもらっている、という位置づけです。
BTCを預け入れて、代わりにBTCBというトークンを受け取っている。
バイナンスの取引所で、BTCBはBTCと交換できます。
BSCでBTCBとして持っていると、DeFiでの運用ができるようになるので、
BTCよりも運用の選択肢が多くなることが、最大のメリットです。
さいごに
仮想通貨詐欺は、いたちごっこで出てくるでしょうね。
Web3やNFTのバズワード化で、どんどんITリテラシが
普通以下の人も入って来るでしょうし、詐欺師の温床になりそうです。
独力での情報収集、すなわちDYOR(Do Your Own Research)が大事ですね。
私もまだまだですので、一緒に学んでいきましょう。