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ドンキの客層は現金派が多い??〜レジ待ち時間で統計的仮説検定をやってみる〜

身近なところで気軽に仮説検定のススメ

結論、身近なところで気軽に統計的な仮説検定を行い、モヤモヤを解決できるのでおすすめです。非常に簡単です。

仮説検定とは?

こうじゃないかな?という仮説が浮かんだとします。

その仮説とは逆の関係になる仮説を設定します。(これを帰無仮説といったりします)

帰無仮説であることを前提に、今起こっていることが起こる確率を計算します。

計算した確率が5%以下だった場合、「きわめて珍しいことが起こっている〜前提の帰無仮説はおかしいぞ〜」と、帰無仮説を却下します。つまり、最初に考えた仮説が成り立っている、と結論づけられます。

ドンキの現金払い比率が気になったケースでの例

自分より前の三人のお客さんが、全員現金払いだったんですよね。
昨今、キャッシュレスが進んでいるはずなのに・・
三人も連続しているということは、言い方悪いけどドンキのやや治安悪めな客層だと、マネリテが低めで現金派?と思ったわけです。

今現在、日本のキャッシュレス比率は1/3程度とのこと。

これを元に検証していきますと、

まず仮説:ドンキの客層は、日本の平均よりも、現金派の割合が高いのでは?

帰無仮説:ドンキの客層は、日本の平均的なキャッシュレス、現金の比率である。

起こっていることの確率:一人の人が現金派である確率は2/3。
三人連続する確率は、2/3の3乗で、8/27=29%

5%を下回らない。つまり、三人現金派が連続するのは、日本の平均からすると、29%の確率でよくあること。よって帰無仮説は却下できない。ドンキの現金派比率は日本平均と変わらないだろう、という結論。

簡単に、思い込みかどうかの簡単検証ができますね

非常に簡単な例でしたが、たった三人のサンプルからでも、マクロな視点で検証ができるのが楽しいですね。
ドンキは現金派多くていけてないぜ〜という思い込み、バイアスを振り撒くことにならず、良かったです。

この簡単パターンの仮説検定は、日常生活の中でも使える時があるかもなので、おすすめです。

もう少し複雑なパターンだと、カイ2乗検定という方法で、二つの集団に有意な差があるのか、確かめたりできますね。ダイレクトメールを出した集団Aと、出してないBからの売上の差が出たのは、ダイレクトメールのおかげなのか?それともただの誤差なのか?を検定することができたりします。