実はそのNFTはあなたが保有してないぞ、なサービス
ハローキティのNFTが気になってサイトを見ていました。
独自のマーケットプレイス。
キャラクターと旅をするゲームのようなユーティリティ。
なかなかに、良い感じです。
コントラクトをpolygonscanで見てみると・・
ホルダー数は26アドレス。
しかも、運営のアドレスが99.7%を保有しています。
独自マーケットプレイスのフィードを見ると、
いろんなユーザが取引しているように見えるけど・・。
これらから察するに、
この独自マーケットプレイスでは、
運営のアドレスで保持されているNFTを、
「ユーザが持っているように見せる」
という建付けのようですね。
独自マーケットプレイス上でのNFT保有は、
オフチェーンになっている。
これは、日本の某マーケットプレイスと同様です。
日本最大級のNFTマーケットが最悪すぎる話|タナイ @okinawa__noodle #note https://t.co/UE77POkQdn
— けんすう@NFTとクリエイターエコノミーの会社の社長 (@kensuu) 2022年8月13日
良し悪しを論じる意図はありません!
ここまで書きつつ、「ユーザが実はNFTを保有していない」
仕組みを批判する意図はありません。
web2と3の間のサービスとして、
ユーザにウォレットの管理だったりを強いず、
クレカで購入できるような敷居の低いサービスは、
マスアダプションのため必要と思うのです。
※このサンリオNFTのマーケットプレイスも、FAQを
見る限り、ウォレットは不要で、ドル決済する仕組み。
なので、私自身のスタンスとしては、
web2と3の間のサービスに寛容になりつつ、
「実はNFT持っていることになってない」
と理解するリテラシの人を増やして、
分かった上でサービスを使う人が増えてほしいと思います。
ユーザをだまくらかすスタンスのweb3企業が増えたら、
またもや企業に利のある社会を繰り返してしまいますからね。