Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

Web3という大きな波に会社員エンジニアはどう対峙すべきか。クリプト、NFT、DeFi、メタバース…多様な情報に触れ思考したことを発信します。どこにでもいる会社員だからこその、日々の気づき、ビジネスTipsも発信します。

「分配」って言葉を真に受けて努力を怠るのが最も危険

こんにちは。ヤスヤスオンファイヤーです。

 

ちきりんさんの本を読んでいます。

 

 

約5年前に出た本ではあるのですが、

ワークライフシフトに端を発した働き方、キャリアを説いた本の

先端を行っています。

いやはや、5年前に出会っていればよかったよ・・。

 

示唆に富んだ思考のできる人だな、とつくづく思います。

voicyでの放送は非常におすすめです。

 

本の内容踏まえ、考えたこと2点を。

 

アメリカみたいに平均給与を上げたい!ならば終身雇用と別れを告げよ

成長と分配、給与を上げます!とマニフェストが叫ばれていますね。

 

アメリカの平均給与が高いのは、相応に経済成長をしているから。

かつ、格差が大きく、シリコンバレーはじめハイパフォーマー層が猛烈に稼いでいるので、平均給与としては上がっている。しかし、格差は開いている。

 

ですので、日本も給与も上げたいとなったら、なんにせよ原資となる

経済成長が必要です。

経済成長をするためには、有能な人材が海外流出せず、良い待遇でとどまる

仕組みが必要でしょう。

 

そのためには、生産性の低くなっている一部シニア層にも高給を払うという、

終身雇用を維持している余裕はありません。

 

成長と分配、この政策って、実は格差を広げることと表裏一体と思うのです。

格差がついてもよいから経済成長。

分配は、必要最小限。

 

グローバルに、同一労働、同一賃金となる

場所を問わず働ける時代が来ている今、

グローバルに、同一の労働には同一の賃金とする流れがやってきます。

 

オフショアで出しているような、ソフトウェアのバグテストを行っている

日本人のおじさんは、今オフショアで出している単金しかもらえなくなる

可能性があります。

だって、同一の労働だから。

 

家族を養っているのだから、若い時がんばったのだから、という理由で

高給を払う時代は終わります。

 

反対に、シリコンバレーのエンジニアと同等の働きができるのなら、

日本企業にいても同等の給与が得られるかもしれません。

もっとも、利益を出していないといけませんので、

能力と、ビジネス環境の掛け合わせになるでしょうけどね。

 

 

 

さいごに

いろいろと考えましたが、終身雇用は続くよ!と書いている

識者って、やはりどこにもいないですよね。

ちきりんさんも例外なく、5年前から言っていましたね。

 

日本の会社にいる身として、危機感を良いガソリンにして、

70歳定年、いやいやそれより後も含め、

キャリアを真剣に考えていくべきですね。

 

分配って、言葉を真に受けて、楽な国になる??と楽観視するのは

最も危険ですね。