Web3徒然ブログ

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デジタル通貨は電子マネーを破壊するか ~2つの未来予想~

こんにちは。梅雨明けして少し蒸し暑さは落ちたものの、純粋に暑いですね・・。

 

 

今日の結論としては、

国の発行する「デジタル通貨(中央銀行発行デジタル通貨)」が

登場することで、決済業界には、2通りの未来があるのではという

ことです。

 

1.既存の電子マネー、クレジットカードに競争力で劣り、

まるで消費者に使われない。

 

2.デジタル通貨で電子決済が一本化され、民需の電子決済サービス

はニッチな存在になる

 

各国で実用化に向かう、デジタル通貨

中国、欧州をはじめとして、国が発行する法定通貨

デジタルにしようという動きは、もう引き返すことはないのでは、

と思います。

 

国としては、国の消費活動を、現金と比べ把握しやすくなる。

税収に直結するメリットがあります。

 

newspicks.com

nordot.app

newspicks.com

 

 

ふと思った疑問。デジタル通貨と電子マネーの違いは何?

 

リンク先の図表が非常にわかりやすかったので、転載させていただきます。

time-space.kddi.com

f:id:EternalBlueBullet:20210717215058p:plain

大まかな理解としては、電子マネーは、あくまで法定通貨を基準として、

レートは変わらず、法定通貨と交換して使う決済手段

国の中に、いくつもの通貨があるわけではもちろんなく、

国が発行した通貨を、一時的にデジタルの形に置き換えているものですね。

 

CBCD(中央銀行発行デジタル通貨)は、今の現金が、そのまま電子化したもの。

国が発行する、電子マネーと言えます。

 

では、デジタル通貨の流通がはじまったらどんな変化が起きるか。

2パターンの未来が考えられます。

①既存の電子マネー、クレジットカードに競争力で劣り、まるで消費者に使われない。

まず、私が感じたのはこのような未来です。

デジタル通貨が国が発行するものであるからには、

ポイント還元などの消費者囲い込みは、行わないはず。

最初こそ、普及のため税金を使って還元はあるでしょうけど、

次第になくなるに違いない。

きっと、還元の源は税金であり、買い物が多い金持ちほど還元されるのは

何事だ!と世論に言われかねないですからね。

 

そうなると、すでにキャッシュレス決済に親しんでいる身としては、

楽天カードだったり、他還元のあるサービスを使い続ける方が、

メリットが大きいわけですね。

 

人との送金が無料でできるとなると、便利かもとは思います。

 

しかし、現行の振込は使わなくなれども、

普段の買い物では、やはりクレジットカード、電子マネーを使うと

思います。消費者目線では、なによりコストメリットは

重要です。

 

②デジタル通貨で電子決済が一本化され、民需の電子決済サービスはニッチな存在になる

で、実はこちらの方が現実味があるのでは、と考え直した未来が②です。

 

決済サービスの還元の原資って、小売店の手数料が多くを占めている。

デジタル通貨が出てきたら、小売店に課す手数料は、必ず0%にしてくるはずです。

なぜなら、法定通貨であり、現状も現金の売上に対して、手数料は取っていない

わけですからね。

 

そうなると、小規模な個人店は、デジタル通貨か、現金のみに戻してくるのではないか。

ペイペイも手数料を今年10月から徴収し始めるようですし、小売店にとって

手数料は死活問題のはずです。

 

そして、デジタル通貨が普及すると、誰もがスマホで最低限、デジタル通貨を

使えるようには、設定をし始める。

すると、小売店としても、「現金だけ!」では客が来ないけれど、

デジタル通貨はOK、にすれば、決済手段が限られることで取りこぼす客は、

ぐっと少ないのではと思うのです。

 

今現在だと、キャッシュレスお断りのお店は、よほど魅力がないと、

厳しいですよね。

 

今後の動向には注目

現実的には、①、②の間を取ったような、共存する形に落ち着くのでは

とは思います。

しかし、キャッシュレス推進に続いて、消費者目線でも大きな変化が

消費行動に訪れるのは事実。

 

各国の方針を、興味をもって見ていたいと思います。

 

金融業界に訪れる未来については、ただいま私も読書中の、

以下書籍にたくさんの未来予想が記されています。

テクノロジー×金融が生み出す時代の波、

実に面白いです。

 

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