こんにちは。
本日、結論としましては、
Googleは近いうち、日本の決済サービスで高いシェアを
必ず握ってくる。日本では国内の決済サービスが群雄割拠している
が、生き残るのはきっと僅かだ、ということです。
まだ噂段階のニュースのようですが、参照した記事はこちら。
では早速3点の理由です。
スマホのプラットフォームではすでに覇権を取っているから
まず、pringのサービスについてざっと紹介ですが、
端的には、個人間送金が推しの、ウォレットアプリですね。
銀行口座との入金、出金ができ、一定回数までは無料であることが
魅力です。
私は活用まではしていないのですが、
キャンペーン時にはちゃっかりチャージして使用感を試していました。
自分の複数銀行口座を、pringを経由すれば手数料なしで移動したりも
できますね。
で、Googleが日本の金融業を破壊していく理由の1つは、
Android OSを持っていることにつきます。
pring買収を皮切りに、Google純正のウォレットアプリが、
Android OSのデフォルトインストールで、「お財布」「マネー」みたいな
必ず使えと言わんばかりの存在になる可能性があります。
現状でも、Google Payというサービスはありますが、
事実上、他サービス(モバイルSuicaや、ID, QuickPayなど)と連携する
窓口役のアプリになっているだけで、Google自体に電子マネーをゆだねている
わけではないんですね。
Androidのスマホを手にする人は、自ずとGoogleの決済サービスに誘導される、
こんな導線を作るのはとても簡単な状況です。
Googleの既存サービスと連携した囲い込みが可能
脅威なのは、既存のGoogle提供サービスとの連携ですね。
たとえば、Googleマップ。
コインパーキングなど、位置情報をもとに、自動で
決済が完了する、といったサービスが、グーグルで進められているようです。
Gmailの情報と連動して、タイムリーに販促を促すようなことも、
簡単にできてしまうはずです。
OSを握っていることで、関連する標準アプリと密に連携したサービスで
囲い込みができる、これはすさまじいメリットでしょう。
資金移動業者のPringに目を付けているから
最後は、外資企業が、国内の金融業には参入しづらい、その問題を
買収という形でクリアしようとしていることですね。
参入にはハードルを敷かれています。
簡単に外国の銀行、金融業者が参入できたら、
国内の大企業など、経営判断などもコントロールされかねないリスクが
ありますからね。
とりあえず、資金移動業者として許可を得ているPring買収を皮切りに、
既に日本で育っているスタートアップを次々と買収していく
可能性があるでしょう。
Kyashあたりも、狙いどころではないでしょうか。
さいごに
AppleもApple Cardで国内に参入する日は近いといわれていますし、
Facebookも、独自通貨を発行するという計画があります。(Diem(ディエム))
金融業界も、このままでは黒船に乗っ取られる未来が近いでしょう。
いち消費者としては、何を考えるべきだろう、、と巡らすと、
大手の銀行、証券会社などは、衰退していくという未来を想定して、
様々な金融サービスの活用を判断していくということではないでしょうか。
金融サービスの未来については、以下の書籍で精緻な予測が述べられています。
私も読書中です。
ぜひとも手に取ってみてください。
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