2021年春季に受験したシステムアーキテクト試験、
論文がB判定で落ちていました。
自分なりに考えた不合格原因としては、以下の3つと考えました。
ちなみに、私はプロジェクトマネージャー試験には、なんと一発で受かっていたのです。
初めての論文試験だったにも関わらず。なので、論文試験は序の口と、
油断していた面もあります。
では、不合格原因の仮説です。
架空の設定が現実のシステムと乖離しすぎていた
ざっくりとですが、私の試験中メモはこちら。
雰囲気だけでも、ちゃんとやろうとしていたんだな~くらいに御覧ください。
あ、ちなみに選んだのは問2です。
で、結論、「現実にはあり得ないなんちゃってシステム」という設定にしたことが、
敗因とみています。
”自治体のふるさと納税に関わる法改正により、システムの要件変更が生じた。
そこで、税管理システムと、確定申告管理システムの連携が~”
といった調子。
自治体の業務について知る人がいれば、特に確定申告システム??
税業務のシステムの一部ではないか・・?
などなど、そんな名前で称されているものは、ないことにすぐ違和感を覚えるでしょう。
今回は、架空の設定の度合いが強すぎてしまいました。
もっとも、論文試験では、完全に自分が経験したプロジェクトの事実のみで
構成する必要はありません。
書きやすいよう、架空の設定を行うのは、普通のことです。(参考書をいくつか見た限り・・)
ですが、全くもって現実に存在しないシステムを、あたかも自分の経験のように書く。
それは、中身の薄い内容だろう、という第一印象を採点者に与えてしまうのではないでしょうか。
特に深い記述が求められた箇所を、あっさり書いてしまった
問2の解答を見る限り、「どのように分析したか」に対して深い記述が求められていると感じました。
そうだとしたときに、私はここを薄く書いてしまった。
設問イの前半に、「どのように分析したか」を問う箇所があります。
結構あっさり、「業務プロセスに着目した。こういうことが分かった」
という風にまとめ、どのような設計をしたかについてはつらつらと
書いてしまったんですね。
これでは、SAとしての分析観点が備わっているかを、アピールすることはできない。
最も記述が求められていることは何なのか、見抜く力が必要でした。
具体的かつ論理的な記述が求められる部分を、雰囲気で書いてしまった
設問ウの、どのような工夫をしたか、ですね。
論理的、技術的に、突っ込みどころのあることを書いてしまったと自省しています。
問題文の例(マスタの事前追加)に近い具体例を考えました。
たしか、SQL発行するプログラムは事前に差し替えておくけど、
パラメタにより新SQLは切り替え時まで動作しないようにした~のような。
しかし、今思い返すと、時間との戦いもあり、
いまいちつじつまがあっていないなと感じながら、
「設問の聞いていることには答えているぜ!」という気持ちで書いていました。
中身に論理的整合性が、伴っていなかったですね。
しっかり、技術的に自分が自信をもって主張できることを、書くべきでした。
雰囲気重視ではなく。
さいごに
わーと書いてみました。
不合格を見るまでは、かなり自信があっただけに、ショックは大きいです。
資格ハンターのプライドは最近傷つきっぱなしです・・
しかし、失敗し、振り返ることも大事な経験です。
来年またじっくり勉強したうえで、情報処理試験、揃えていきたいと思います。