Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

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AI規制によって、新たなビジネスが生まれる

こんにちは。
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www.icr.co.jp


結論、AI規制案が世界各国で普及することによって、
データサイエンティストの業務領域は増え、
AI規制に適合するかを監査するような、新たなビジネスが生まれるだろう
ということについて書きます。

AI規制案が欧州から広がりそう。

まだ法案の段階のようですが、AIに規制をかける動きが欧州で進んでいる
そうです。
どんな規制かというと、差別的な結果を導いていないか?
(人種や思想だったり)や、人間を取捨選択するような(ソーシャルスコアリングや
街頭での個人特定など)に使われていないか、などを「高リスクAI」として
規制をかけていく動きのようです。

AIのビジネスが多方面で拡大することに伴って、こういった倫理的な部分で
規制をかけていくのは、まあ必然だとは思います。

規制というと、テクノロジーの進化が抑制されるだけでは、とは思います。
しかしAIへの規制をきっかけに、生まれるビジネスもあるのではないか。
こういった視点で、考えてみました。

データサイエンティストの業務領域が広がる

AIを用いたプロダクトを作ったとき、AI規制に適合しているのかどうか、
判定できる人材が必要になってくる。
現段階での法案では、どうやって境界線を定めるのか?というものばかりだけど、
知見を持った人であれば判断できるレベルには仕上がるはず。

規制に反した時のペナルティも企業に課せられるし、社内で
監査できるデータサイエンティストは必須になってくるのではないだろうか。

監査のスキルを証明する資格が生まれるかもしれませんね。

AI規制への適合を監査するビジネスができる

自社で判断できる人材がいない場合は、外注して監査を得る
ということになる。監査を専門に行う外部機関ができそうですね。

プロダクトを作ってからでは、手戻りのリスクもあるので、
プロダクトの構想段階から、知見をもった人が入ることが
必要そうだ。

となると、やはりコンサルタント的に、プロジェクトの上流から
入れるデータサイエンティストの需要は高まるのではないか。
自社に人材がいたらよいのではあるが。

さいごに

今後どうなるかをざっくり考えてみましたが、
日本で検討が進むのはまだ先のよう。

AIを監査するって、仕事的にはテクノロジーに制限をかけるみたいで、
面白味はあまり感じないのは確か。
しかし士業みたいに資格になれば、くいっぱぐれない職業に
なる可能性は秘めているかも。
トレンドはウォッチしていないといけないけど。

データサイエンティストの老後の副業として、定番になったりするかも。