こんにちは。
結論、データサイエンティストとして最高峰の人らでも、意見が
食い違うことがある。故に、統計学的な見地とは、絶対的な正解が
無い。それだけに、面白いともいえる。
データサイエンティスト協会の偉い人なんだったら、これを見て最初にコメントすべきは「交絡因子はないのだろうか?」であり、いきなり財務省の一見奇妙な結論を鵜呑みにするのはどうなのかなと。特に「年齢」は曲者で、Pearl因果推論本だと本編に入って最初の5ページ目で図入りで警告される話ですよ pic.twitter.com/31XiHkC31j
— TJO (@TJO_datasci) May 23, 2021
私個人としては、TJOさんのおっしゃるように、
交絡因子があるのではないか?という意見に賛成です。
「高齢化」が、医療施設の増加であったり、医療機器の発達で
あったりに影響を及ぼしているであろうことは、
感覚的に感じることではあります。
この際、どちらの見解が絶対的に正しいか、
という点は置いておき、
彼ら二人ほどのデータサイエンティストでも、
一つのデータに対する解釈が違ってくる、
ということには学びを得ることができました。
TJOさんが言うように、「結果ありきの調査なのでは?」
という点はごもっともですね。
仮説を立てて、仮説が成り立つかどうかを検証する。
このプロセスにおいて、「仮説を棄却する勇気」が
いかに重要かを感じました。
仮説ありきでデータに向かうのは、悪くない、どころか
データ分析の基本作法と言えましょう。
データがどのようになっていたら、仮説を棄却する/採択する
のか、ここはぶれずに、政治的な事情にも極力
左右されずに持つことが大事と感じました。
厚労省の人に気持ちを想像するに、医療費の増大は
高齢化だけが理由ではない、だから若年者からの徴収も
理にかなっている、とう主張をしたい、しなければならなっかった
のかな、と思います。