Web3徒然ブログ

Web3という大きな波に会社員エンジニアはどう対峙すべきか。クリプト、NFT、DeFi、メタバース…多様な情報に触れ思考したことを発信します。どこにでもいる会社員だからこその、日々の気づき、ビジネスTipsも発信します。

イケてないなと感じたキャンペーン広告、その理由〜JR東日本が通勤推進??〜

目にして考えた結果、企業へのイメージはダウンした

まずは、このキャンペーンの広告を目にした時、どのようなことを考えますでしょうか?

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私は、企業への信頼を落とすリスクのあるキャンペーンではないか、と感じました。

なぜか。それは企業のメリット>社会のメリット を打ち出している印象に取られうるから。

まず、今回の私の思考回路はこうでした。
電車での出勤回数を増やした人がポイント還元されるサービスか。
対象は、
定期券を既に持たない、在宅勤務が主である会社員だろう。
10回以上出勤したら還元?
ポイント還元目当てに出勤を増やす人ももしかして出てくる??
通勤のオフピークに反するのでは。
(緊急事態宣言下、満員電車が悪であるという前提のもと)電車の混雑を推進するキャンペーンではないか。

・・・

ということを、広告を見たときに思ったわけです。

一般化した学びとしては、「意図を正しく伝える」ことって大事なのではということ

私のように解釈してしまう人もきっと他にもいらっしゃると思います。
どんな顧客を対象とするキャンペーンなのか、もう一歩詳細に誤解無いよう記載すべきだったのでは。
(おそらく、定期券はもう無い、しかし一定の頻度で出勤せざるを得ない会社員に、JREポイント経済圏に入ってもらいたいがためのキャンペーンなのではないか。
そうであれば、現状より混雑を増やすことにはならない。)

誰がどんな風に感じるか、というカスタマー別のリスク評価が、広告には必要では

私みたいに感じる人が出てくるかも、というリスク評価はキャンペーンの企画時にあったのだろうか。
今回は、JR東日本の会社側の集客にばかり目がいったキャンペーンになり、顧客側のリアクションがどうなるかまでの配慮が薄くなったのでは、と推測しました。

おそらく、対になっている「オフピーク」推進の方は全くもって社会的に大肯定なキャンペーンなので、セットで紛れ込ませよう、ということだったのかな。

とても推測ばかりで書き連ねましたが、実際に広告に対しこう感じた、という消費者目線を分析してみました。

広告に限らず、相手のことを考えて発信する、なおかつ、「相手」のタイプを複数設定してリアクションを想像する、ことが大事と思いました。