Web3時代のつよつよビジネスパーソンを目指すブログ

Web3という大きな波に会社員エンジニアはどう対峙すべきか。クリプト、NFT、DeFi、メタバース…多様な情報に触れ思考したことを発信します。どこにでもいる会社員だからこその、日々の気づき、ビジネスTipsも発信します。

与沢翼が辿り着いた、お金の真理とは

 

読みました

与沢翼お金の真理 与沢翼が出したお金と幸せ、その最終結論」

ネオヒルズ族、秒速で億を稼ぐ男・・と、やたらバブリーな一面のイメージが世間でも定着していると思われる著者ですが、そんな側面はすっかり落ち着き、成熟した資産家としての達観したお金観を語っています。

 

印象に残った点を3つ

人脈はお金を奪っていく負債となる。

付き合い、人脈を増やすということは、一般的には幸福感やビジネスチャンスを得ることにつながるだろう。しかし、与沢氏はこれらを否定する。

薄い付き合いで、相手が自分に短期的でもメリットをもたらしたとしても、なにかメリットを返す義務感にとらわれてしまう。付き合いを維持するには、お金と時間はかかる。

与沢氏は、顔が知れてから近づいてきた人の大半、ほとんど全員は、結果的に意味がなかった、負債であったと表現する。

 

確かにね、思い返すと無理して付き合いをしている/していた人というのは、自分も心当たりがあります。

  • 高い飲み屋を連れて回る人。そのくせ、お金の貸し借り(一時的に立て替えた飲み代)にはルーズ。
  • 参加しても、自分が心から楽しめないグループの飲み会(何人かだけの集まりなら、楽しいというか、本音で話せるんだけどね)
  • 気が進まない、会社の人たちとの集まり(仕事上の付き合いはもちろん会社員である以上は必要。でも、休日の時間を割くかどうかは、自分の意志を最優先する必要がある。

大人になったら、もう自分の世界は、学校のクラスのような閉じた世界ではありません。

大人は、付き合う人を選んでいい。心を許せる友達に、時間を使えばよい。

自分の肯定感や満足が下がる集まりには、進んで参加なんてしなくて良い。

・・・ということを思った。

 

コップから溢れた水だけをすする

湯水のようにお金を使っているようなイメージだった元ネオヒルズ族の方だけど、

  • 今は月あたりの生活費は日本円にして3万5000円
  • コップの水(投資した資産)がコップから溢れるまでは、手を付けてはいけない。溢れた水(配当金など)にやっと、ありつくようにせよ。

本書では、与沢氏の達観した「節約」と位置づけられるお金への価値観を随所から感じ取ることができます。

Twitterの株クラスタの人は、節約志向な方が多い印象ですが、与沢氏も例外でなく、かつ遥か達観したレベルで、お金の浪費を否定しています。

 

さんざん豪遊したり、お金を騙されて取られたり、会社潰したり・・様々なボロボロな経験があってこその、重みを持った価値観を知ることができます。

 

大切な家族が最優先事項である

小さなお子さんもいらっしゃるようで、家族との時間に対しては最優先の価値を置く。

自分のことにはお金を使わないが、愛する家族のためには、躊躇なくお金を使う。

 

これまた、ネオヒルズ族のイメージとのギャップで余計に感じるのかもしれないけど、

欲望に振り回される時代を通過したからこその、深い家族愛をもった男に成長していますね・・。

なんともまあ、「格好良い」と素直に感じるし、

人生の価値として、家族を守って愛し続け、嘘のない人生を送ることが一番だよなと。

 

最後に

過激なマネー論や、一攫千金なノウハウが書いてあるわけではない。しかし、成熟した資産家となった与沢氏の、深い(それは傷だらけの失敗の積み重ね故の)人生観を感じ取ることができます。

 

びっくりするくらいまっとうなモチベーション、

  • 本業をまずは全力でがんばり、
  • 世の中のことに目を向け、戦略的な長期投資をし、
  • 相思相愛な人たちに時間とお金を使おう

が、湧いてきました。

 

 

顔つきからして、落ち着き払っている